家具を通販で選ぶポイントを家具業界人が解説します

通販の家具の素材について　天然木


家具の素材と一口に言ってもいろいろありますので、ここでは代表的なもののみ説明したいと思います。

ちなみに、通販では家具の素材はほぼ間違いなく表記されていますので、家具選びの１つの基準としてチェックされると良いかと思います。

まず、家具の素材の１つに天然木があります。

これは文字通り素材に本物の木を使ったものです。

天然木にもまたいろいろな種類があるのですが、代表的なものにパイン、桐、メープル（楓）、ラバーウッド（ゴムの木）などがあります。

カタログには例えばパインを使ったものであれば「天然木パイン材」などと表記されています。

ラバーウッドを使ったものであれば、「天然木ラバーウッド」といった感じですね。

やはり天然木の良さは、本物ならではの風合いと質感だと思います。

また時間の経過とともに増す味わいであったり、色の変化であったり、何かの拍子にふと付けてしまった傷なども、全て自分だけの家具に仕上がっていくという意味では、天然木の家具でしか味わえない大きな魅力だと思います♪

通販の家具の原産国表記について


通販カタログにはたいてい、スペック表記部分に商品の原産国が表記されています。

家具の原産国にも色々ありますから、購入前に原産国は必ずチェックしましょう♪

家具の原産国について、安価な商品に多いのが中国や東南アジアでつくられた家具です。

具体的には、中国、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアなどです。

日本製の家具もたくさんありますが、日本製の家具に関しては高価なものから安価なものまで、ピンからキリまで、いろいろあります。

一方、高級家具に多いのがイタリア製です。

イタリア製の家具は、デザイン性に優れたものが多く、家具のデザインのトレンドはイタリアから発信されていると言っても過言ではありません。

また、デンマークやスウェーデンなどでつくられた俗に北欧家具と呼ばれるものも、木本来の良さを活かした高級な家具が多いです。

それ以外に、アメリカ製の古いアンティーク家具などは、熱狂的なファンも存在し良く高値でアンティークショップなどに置かれているのを目にします。

家具は原産国によってその趣きが多少異なりますし、原産国自体がブランドになったりします。

家具を見る際はその原産国もチェックし、趣きなど色々と見比べてみましょう！

通販の家具の中国製品について


最近、食品の産地偽装であったり、中国製食品に農薬が含まれていた事件があった関係で、食品に関することではありますが、消費者が、「これはどこでつくられたものなのか？」ということに対して非常に意識するようになりましたね。

その流れで、どうやらこのところ家具に関しても一般消費者から通販会社に対して「この家具はどこ製？中国製だったら絶対に買わない！」といったような問い合わせが増えているそうです。

食品に限らず家具も中国製の商品を嫌う消費者が増えているみたいですね。

仕方の無いことだと思いますが・・・。

残念ながら、厳しい話ですが通販で扱われている家具にもやはり中国製の商品はたくさんあります。

値頃感のある家具をつくろうとしたら、今のところ、まだまだ中国に頼らざるおえない部分があるのは事実です。

また、中国製の家具は安価な商品が多い一方で、粗悪な商品が多いのも事実です（もちろん中国製でも中には良い家具もたくさんありますし、良いものがあれば悪いものもあるのはどの国でつくられようが同じなのですが・・・）。

通販カタログにはおおよそスペック表記部分に商品の原産国が表記されています。

中国製は避けたいという人は、必ず購入前にカタログの原産国表記をチェックしましょう！